今月のワンポイントアドバイス
今月のワンポイントアドバイス
★翼の上の消費税
飛行機に乗るとき、チケット代って「運賃だけ」だと思っていませんか?実はそこには消費税や空港使用料などの様々な費用や「見えない税金」も含まれています。航空券本体の代金に注目すると、国内線の場合、運賃には消費税がかかりますが、国際線の場合は、消費税がかかりません。
ただ、国内線と国際線を24時間以内に乗り継ぐ場合、国内線部分の運賃も消費税が免除されるのです。理由は簡単。国内線も国際線への移動の一部とみなされるため、「輸出の延長」と同じ扱いになるからです。もちろん、国内空港使用料や国内線の燃油サーチャージなどの付帯費用は課税対象であることが多く、運賃の一部がゼロでも全てがゼロになるわけではありません。
たとえば、静岡から羽田を経由してロンドンに行く場合、国内線の静岡→羽田は消費税ゼロ、羽田→ロンドンの国際線も免税となります。空港使用料や各種手数料には課税がなされます。
日常でも身近な消費税ですが、空の旅でも意外な形で積み重なっているのですね。
次に搭乗する際は、運賃明細を眺めながら「ここにも税金が、、!」と楽しむのも、新しい旅行の味わい方かもしれません。